追尾と Alt + Space

愚風 EmC くらいにしか利用法が無いと考えられていた Alt + Space だが, 新たなる可能性が見えた. 追尾との組み合わせである.


追尾の移動命令はサーバ側ではなくクライアント側で生成されている, という事実は追尾の挙動を見て勘付いている者も多いと思う.
今回の話はその事実を利用したものである, といえば大体察しがつくであろう.


追尾をしている際に, "一時的に" 追尾を切りたい (追尾を切ってしばらくしたらまた追尾を再開することがわかっている), という状況を考えよう.
誰でも思いつく操作は, 単純に地面クリック等で追尾を切り, 追尾を再開するときにまた Shift + 右クリック の操作を行うというものである.


この操作は, 追尾再開の際の Shift + 右クリック で, 両手を使った キーボード + マウス の操作が必要という点で煩雑である.
この煩雑さはマウスのサイドボタンに Shift を割り当てることで解決できる.


しかし, マウスのみで追尾指定が出来るようになったとしても, "追尾側のモニタを見て被追尾キャラクタをターゲットして追尾指定" という操作は本質的に必要である.
特に Gv のような, キャラクタの多い状況で被追尾キャラクタをターゲットすることが大変面倒であることは経験者であれば理解できる.


前置きが長くなった. 今, 一時的に追尾を切りたい状況であるとしよう. このようなとき, 追尾側の PC の RO クライアントを Alt + Space で停止させればよい.
追尾の移動命令はクライアント側で生成されており, Alt + Space でウィンドウのメニューが出ている間は移動命令は生成されない.
Esc を 2 回押せばウィンドウのメニューが消え, 追尾指定は当然残っており, また追尾を開始する.