速射ステとしての Agi と Dex のバランスについて

スキルディレイ < モーションディレイ の状況を仮定する. またスキルディレイ 0 でのモーションキャンセルは考慮しない.


 \white C を, 詠唱短縮効果を計算に入れた Dex 0 での詠唱時間とする.
 \white D を, ASPD 上昇効果を計算に入れた Agi 0, Dex 0 でのモーションディレイとする.


このとき, 詠唱時間とモーションディレイは Agi と Dex によって次のように表される.
 \white {\rm Cast} = C(1 - {\rm dex}/150) = C - \frac{C}{150}{\rm dex}
 \white {\rm Motion} = D(1 - (4{\rm agi} + {\rm dex})/1000) = D - (\frac{D}{250}{\rm agi} + \frac{D}{1000}{\rm dex})


スキルを 1 回使用するために費やす時間は  \white {\rm Cycle} := {\rm Cast} + {\rm Motion} と表される.
 \white {\rm Cycle} = C + D - (\frac{D}{250}{\rm agi} + (\frac{C}{150} + \frac{D}{1000}){\rm dex})
 \white = C + D - \frac{1}{3000}(12D\,{\rm agi} + (20C + 3D){\rm dex})


すなわち, Agi 1 ポイントと Dex 1 ポイントの効果の比は Agi, Dex によらず一定で,  \white 12D\,:\,20C + 3D である.


すると, Agi と Dex に消費するステータスポイントの合計を bound した上での, 速射性能に関する Agi, Dex の最適バランスは,
 \white \lfloor \frac{{\rm agi} + 19}{10} \rfloor\,:\,\lfloor \frac{{\rm dex} + 19}{10} \rfloor \approx 20C + 3D\,:\,12D
となる点の近くにあることがわかる. (左辺はそれぞれ Agi, Dex を 1 ポイント上げるのに必要なステータスポイント)